手を繋いで歩きたいなぁ~もう一度…もう二度と

手をつないで

手を繋いで歩きたいなぁ

結婚生活、約23年。

子供がいないせいか…

付き合っているときと、あまり変わりなく

仲の良い夫婦だったと思う。

 

出かけ先では、当たり前のように

手をつないで歩いていた。

家の中でも

すれ違いざまに頭をポンポンしてみたり

背中を突ついてみたり

必ず、どちらかがちょっかい掛けて…

 

今、思うと

23年も、よく続けていたもんだと

ちょっと感心する…笑

と、同時に

仲良くやっていた裏で

ずっと、ウソをつかれていたのかと

寂しくもなる(・_・、)。。。

  

まぁ…(; ̄^ ̄)

夫が死んだあと、知った事実は

ショックであり

絶望もしたけれど(すべてお金がらみ)。

もう今さらどうしようもない…って感じで

怒りも、絶望も、通り過ぎてしまった。。

時々…じゃないな…

けっこう頻繁に

ふつふつと怒りが湧いてくるけど

それでも、もう…

どうしようもないことだから。

…なんせ

あの世に逃げ込まれちゃったから…ね。

ずるいよねo(-`д´- 。)

 

夫が死んだあとに知った話↓↓

 

でも…

いつまでも仲の良い夫婦でいたかったなぁ。

おじいちゃん、おばあちゃんになっても

手を繋いで、歩きたかった。

もう叶わぬ夢。

いっつも、つないでいた手を

失ってしまった。

 

男の人の手にしては、小さかった夫の手。

手先が器用で、優しい手。

 

最後に握りしめたときは、もう

冷たい独特な感触の手で。

その手の感触も、忘れない。

あったかい手の感触も…

冷たくなった手の感触も…

どちらも覚えている。

忘れたくない。

 

どちらも、もう二度と

触れることができない、大切な手だから。

 

先を歩く夫が立ち止まり、振り返りながら

手を出して、待っていてくれる…

その姿が大好きだった。

手をつなぐのが当たり前って感じが

いつもキュンとしてた。

今も、思い出すと

あったかい気持ちになれる。

同じくらい、寂しさも増すけど…

愛しさも、ますます増している。

 

そして、やっぱり…

もう一度、手を繋いで歩きたいなぁ~~

「ほい、手」って、手のひらを上に向けて

待っていてくれないかな~

そしたら私、満面の笑みで駆け寄って

飛びかかるのに…笑

。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

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