前兆~腹水と咳、下痢も増えて~それでも当時はどこか楽観的だった…

水滴による波紋

前兆

腹膜偽粘液腫とはどんな病気?↓↓

 

前回は4年前から2年後の秋までのことを綴った。

 

前回の話はこちら↓↓

 

今回はその続きを書いていこうと思う。

健康オタクで頑丈な人

少し話が戻る。

 

夫の家系は、男性陣が短命の人が多くて、それがとても不安だった。

だから結婚する前、体の隅々まで調べてもらって、健康な証拠を見せてもらったりして(笑)

 

本人も気にしているようで、塩分には気を付けていたり、食事はなるべく手作りで、インスタントのものはあまり食べないようにして。。

 

それを作る私は、大変だったけど
ε-(-ω-; )ハァ…

 

薄味で野菜たくさんを心がけ

雑穀米やたまに玄米、そば粉や酵母類も使ったりして…

 

自営だから、平日の朝昼晩、毎日手作りしていた。。(私の体調悪い日を除いて)

 

そのおかげなのか分からないが

夫は結婚してから腹膜偽粘液腫になるまで風邪も引かず、いつも元気でパワフルで、本当に頑丈な人というイメージだった。

 

入院中に先生から「内臓や他の機能は年齢からするとすごく健康でキレイ」だと言われたことがあった。

でも腹膜偽粘液腫なんて訳分からん病気になってたら意味ないよね。゚(゚*′ω⊂ グス

 

だけど、そのあとに「奥さんがどれだけ頑張ってきたか旦那さんの体を見れば分かります」と言ってくれて。

泣きそうになるくらい、先生のその言葉と心使いに救われた。

ありがとう…先生。

腹水が自然治癒?

2年前の11月

血圧の薬をもらうために行った近所のクリニックで、もう一度診てもらうと「腹水があるかもしれない」と大きな病院を紹介された。

 

検査入院が必要ということで、1週間後くらいに予約。

 

夫は骨太ガッチリタイプで、おまけにお腹がでっぷり出ているので、痩せてきたと言っても見た目にはあまり変わらない印象。

 

この頃は血圧を下げるため利尿作用のある食事や、漢方薬などを摂取していたので

 

…幸か不幸か

 

腹水が減ったのか…

お腹が少しスッキリしてきていた。

本当のところは分からないが(脂肪が減っただけなのかも)夫はそう思いたかったんだと思う。

 

お腹のハリも解消して、私の知らないところで、検査入院をキャンセルしていた。

そのことで大げんかになったが、夫が言うには「本当に腹水があったかどうかも分からないし、腹の調子も戻ってきたし…」と。

 

夫は尿路結石を何度も経験しているので、この時もまだ「石かな~」と呑気に構えていた。。

咳と口臭

その後しばらくは、たまに右腰がだるい日があるものの食欲もあり、元気に仕事もしていたが

 

この頃からすっごく口臭が気になるように。。

もう嗅いだことのない臭いで…

テーブル挟んで話していても強烈に臭ってきていた。

 

それと咳も出るように。。

夫はタバコを隠れて吸っていたので、そのタバコのせいかと思っていた。

 

私も元は、タバコを吸っていたけど、子供が欲しくてやめている。(2度の流産を経て諦めましたが…涙)

そのとき夫も「一緒にやめるわ」と言っていたが…やめられなかったらしい。。

 

そして、なぜかやめたフリして、隠れて吸うようになった。(臭いで分かるのに…笑)

私がきっぱりやめたから、体裁が悪かったのかなぁ(´ω`;)

 

夫は父親を肺がんで亡くしているので、咳の方を気にしていた。

 

だったらタバコ、さっさとやめればいいのにね(-ω-;)

 

この頃は全く気付いていなかったけど、口臭も咳も腹膜偽粘液腫のせいだったんだろう。。

多分だけど。。

 

この頃すでに夫のお腹の中で、腹水か粘液が溜まってきていて、胃や肺を圧迫し嗅いだことのない口臭と咳がでてきていたんじゃないかと思う。(あくまでも素人考えだけど)

車の振動が痛い?

それと、もうひとつ気になったことがある。

 

夫は車の運転が好きで、よく出かけるんだけど

この頃、車が段差などで跳ねると(縦の振動)「腹いて~」と抑えていた。

夫が言うには「車が跳ねるとお腹の中が揺れて痛い」そうで、大きめの石がお腹の中にあるみたいだと言っていた。

それも今思うと、お腹の中の粘液が動いてたのかな。。

太った?

思い出したことがあるので、また少し戻る。

 

2年前の夏頃

食事量は変わらないか、少し減ったくらいなのに、すごく太ってきてパンパンになっていた。

その頃は「太りすぎだよ~」「痩せなよ~」「だから血圧高くなってきたんだよ~」と言っていたが

今、その頃の写真をよ~く見てみると、むくんでいるようにも見える。

それと体力もちょっと落ちていた(それも太ったからだと思っていた)。

咳は治まったが痩せていく

翌年の5月頃には

咳もひどくなり食も段々細くなっていった。

 

それでも夫は楽観的で、体力アップと食欲増進のため

それと、不安がる私の気分転換も兼ねて、よく2人で歩きに出かけていた。

 

それプラス

食欲増進や胃腸に良さそうな漢方薬を飲んだりもして、それなりに効果があったときもあった。

 

でも、夏頃には食べられない日が増えてきて

9月になる頃には、ベッドでは眠れないようになってきていた。(同じ姿勢でいるのが辛くなり)

 

そして11月頃には

何故か、咳は治まってきたが、ますます食は細くなり、食べることができても嘔吐したり下痢することが多くなった。

 

この頃には私ももう限界で

毎日、病院のことでケンカして、不安と恐怖で本当にしんどかった。。

前兆はいくつもあった…だけど

高血圧になった、太った、むくみ、腰痛、みぞおちのハリ、下痢、腹水、ひどい口臭、咳、振動によるお腹の中の痛み、吐き気、嘔吐、食欲不振、痩せる

前兆はいくつもあったのに…

本当はもっといっぱいあったのかもしれない。

だけど、夫は私に隠そうとしてたから。。

私も夫のこと、ちゃんと見ようとしてなかったから。。

 

今もまだ後悔でいっぱいで、胸が苦しくてしょうがないけど

夫が入院するまでの、この1年くらいが1番、夫婦やってた気がする。

 

あちこち一緒に行って、歩いて

体に良いもの一緒に調べて

ケンカもいっぱいしたけど

夫婦らしいこともいっぱい出来て

 

苦しかったけど、愛おしい日々だった。

 

何より、夫がとにかく前向きで(俺にはお堂の神さんついとるで大丈夫なんや…と)

生を信じて疑わなかった姿が、今も印象に残っている。

それで何度もケンカしているけど(神さんはええで病院行って!と…)(´ω`;)

 

…もう少し書きたいことがあるので(気持ちをまとめたい)

また明日にしよう。

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