介護ベッドとポータブルトイレの返却
夫が亡くなったあとも、ずっとそのままにしてあった
介護ベッドとポータブルトイレ。
今日は、その介護ベッドとポータブルトイレを返却する。
手際良く、ベッドを組み立ててくれたときと同じように
手際よく、解体されていく。
介護ベッドが届いた日の話↓↓
初めてこの部屋に、介護ベッドが置かれた日も
複雑な心境だったけど
目の前で、テキパキと片付けられていく様子は
ただただ、悲しい。
さみしいよ(;ω;)
夫が、この介護ベッドに寝てたのは
5日間くらい。
ポータブルトイレは1回使っただけ。
~ちなみに参考までに~~
夫は介護保険を申請して、すぐに亡くなってしまったから
介護ベッドとポータブルトイレのレンタル料はすべて実費。
でも日数が少ないから、トータルで2000円弱だった。
実際には、1週間も使っていないのに
このベッドに寝ていた夫の記憶が強くて
このまま、ずっと置いておきたいと思ってしまう。。
あればあったで、つらいんだけどね(´ω`;)
再びの喪失感
毎日、夫だけがいないベッドを目にするのは
…つらい。
だけど、いざ無くなっちゃったら
もっとつらくなった。
再び襲ってきた喪失感。。
夫が死んじゃってから
何度も何度もやってくる、この喪失感。
これから先も、何度も何度も感じるのかな。。
介護ベッドもポータブルトイレも返却し
あらためて部屋を見ると
ガラ~ンとしてて、寒々しい。
元に戻っただけなのに…
見慣れているはずの部屋なのに…
すっごい違和感。
情緒不安定?
掃除をしていても、片付けていても、何をしていても
ポロポロぽろぽろ、涙がこぼれてくる。
いつでも、どこでも、泣けてくるから
涙と鼻でグショグショな顔を拭くためのタオルは必需品。
家にいるときは、いつも首にかけている(´ω`;)
「涙ってなかなか枯れないもんだな~」とか
「まだまだ枯れるまで泣き足りないのか」とか
大粒の涙が頬をコロコロ転がり落ちるのを感じて
「涙を弾く私ってまだまだ若い(?)」って思ったり。
「こんな若い奥さん置いて逝くなんて何て野郎だ!」(そんな若くない…)
「車も家も工場もどうすんだ!」と
怒りでいっぱいになったりヽ(`Д´#)ノ
悲しくてたまらなくなったりヾ(・ω・。`)
こういうのを情緒不安定っていうのかな。
自分でも、怒ってんのか
悲しんでるのか
恋しいのか
愛想尽かしてるのか
訳が分からなくなってきてる。
でもただひとつ、ハッキリしているのは
戻ってきてほしいという気持ち。
長い夢を見てたっていうオチであってほしいよ。。
身代わりの魔法や術を使えるなら
夫に代わって、私が逝きたかった。。
今もまだ
「お~い、お~い」と夫の呼ぶ声が耳に残ってる。
たまにホントに呼ばれた気がして
介護ベッドを見に行ったりしてたのに
…もうないんだなぁ。
またひとつ、私の心にポッカリ穴が。。
私の心は穴ぼこ、ぼこぼこ過ぎて
もうスペース残ってないかと思ってたけど
いくらでも穴あいちゃうんだね。
埋まることは、もうないのに。。
いつかひとりが当たり前になって
喪失感やポッカリを感じずに生きていける日が来るのは
いつになるんだろう。
そんな日は来るのかな。。
今日も明日も明後日も、すべての人が穏やかに安心して過ごせますように.*:゚(・ω・人)゚:*.