夫の工場を片づける
今日は義母と義弟にも手伝ってもらって
夫の工場の片づけ。
工場は、そのまま使っていてもいいんだけど
私はもう陶芸を続ける気がないので…
いずれは工場を返すつもり。
工場には、窯や土練機、ろくろや機械ろくろなど
大きな機械類もあるし
釉薬や薬品、土や夫の作品などもあるので
ゆっくり片付けていこうかなと思っている。
そして、工場にあるものはすべて
使ってくれる人に売ったり、譲ろうかと考えている。
ただ、あまりにも汚くて
お客さんに見てもらう状態ではないので
せめて人が来ても恥ずかしくない程度には片づけないと…。
正直…
夫がここまでだらしがない人だとは、夢にも思わなかった。。
大雑把な私と、几帳面な夫で
うまくいってたと思ってたのになぁ。。
私がザッパに片付けたあとをブツブツ言いながら
きちんと整えていくような人だったのに。
私の前だけ、私が見える所だけ、几帳面やってたみたいで…
なんでなんだろう(・・?)
私、自分がだらしない方だから、うるさく言わないし(逆に言われてた)。
ホントなんなんだろうε-(-ω-; )ハァ…
ひとりで工場に行く切なさ…
ペーパードライバー歴20年以上の私が
入院した夫のために車を乗り出して、まだ1ヶ月しか経っていない。
25年ぶりに運転した話↓↓
夫の工場は
すれ違いができないほどの、狭い道を通って行くから
ものすっごく苦手。
対向車が来たら、めっちゃ遠くても
広い所で待つようにしている(´ω`;)
こんなとき夫がいたら…
夫が助手席に乗っていたら…
呆れながらも指示してくれるだろうなぁ。
「もっと先まで行って、そこで退避!」とか
偉そうに…笑
今は大嫌いになった道だけど…
だけど、25年以上も夫と通った道。
いつも助手席から見ていた風景。
何も変わらない景色。
それが…
たまらなくつらい。
どこを見ても…
ふたりでずっと見てきた景色。
車の中で笑いあったり
ケンカしてたり
歌ってたり
怒ってたり。
絶対、いつも一緒だった。
なのに…
なんで私ひとり、運転して工場に行ってるの?
…工場に向かう道中
運転しながら、ずっと号泣。
このあと、義母たちや従兄弟たちに会うから
あんまり泣きたくないんだけど
最近、壊れちゃってるから…
涙も鼻水も止められない(TωT)
結局
号泣したまま、到着して
人に見られないように、工場に入る。
夫の面影だらけの工場の中…
入ったら入ったで、また泣けるんだよね。
もう笑っちゃうくらい。。
工場の中は、もう夫の面影だらけだから。
ろくろの前に座っている夫
![ろくろで湯呑茶碗](https://i0.wp.com/stop-ase.com/wp-content/uploads/2020/09/PA0_0009.jpg?resize=320%2C240&ssl=1)
窯詰めしてる夫、窯出ししてる夫
土練機に土を突っ込んでる夫
![土練機とろくろ](https://i0.wp.com/stop-ase.com/wp-content/uploads/2020/09/PAP_0031-edited-1.jpg?resize=800%2C601&ssl=1)
機械ろくろで茶碗を作ってる夫
もう増えることのない和食器たち、作品たち
![和陶器](https://i0.wp.com/stop-ase.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC_0148-edited-800x601.jpg?resize=800%2C601&ssl=1)
どこを見ても夫がいる。
キツイなぁ。。
でも、こっちを見れば…きちゃない、ゴミの山。。
涙からふつふつと怒りに変わる。。
義母と義弟
午後からふたりがやってきて
3人がかりで半日
紙くずを破っては捨ての繰り返し。
紙くずの話↓↓
紙くずは、明細書や請求書、領収書など金銭にまつわるものが多く
住所なども書かれていたりするので、破って捨てている。
シュレッダーもフル回転してたけど、それでも終わらない。
次から次へと出てくる。
いったいどれだけ、ため込んで(押し込んで)たんだ。
ふたりが手伝ってくれたのは、ここまで。
「このゴミは全部、ちゃんと持って帰って捨てるんやで。捨てるのは手伝わんで。これからは自分のことは自分でせなあかんでな。甘えとったらあかん」と義弟。
多くのゴミをひとりで車に乗せてる間
ふたりは持ってきていたパンを食べていた。
義母は「あんたもあとで食べな」と言ってくれたけど。
…なんだろう。
すごく惨めな気分になった。。
義弟の言っていることは正しい。
私も、自分から甘える気も、頼る気もない。
私は、これからひとりで生きていかなくちゃならない。
だから、何でもひとりでやっていけるようにならなくちゃいけない。
イヤというほど、わかっているつもり。
だけど…
もう、絶対の味方はいないんだと痛感した。
私を大事に思ってくれる人は…
守ってくれる人は…
もう、どこにもいないんだ。。
淋しいよ。
私、この先どうなってくんだろう。
不安でどうしようもなくなる。
ひとりで泣いてばかり。
もう私を見てくれる人は、この世にいない。。
会いたい人にもう二度と会えない。
声も聞けない。
触れあえない。
もうヤダよ。。
私は工場に行くと、とことん落ちてしまう。
今日は、時折見える夫の家族との距離も加わって
悲しみから抜け出せない日となった。。
どうかすべての人の心が、穏やかでありますように(•ᵕ人ᵕ•)