夫の面影いっぱいな工場片付け…
今日も工場の片付けに行く。
工場の片付けに行くときは
土で真っ白になってもいい靴と服装で
髪もバシバシになるから、しっかりまとめて
完全防備で向かう。
ウチは陶芸をしていて、土を扱っているので
どうしても、土が乾いて白くなり
とれなくなってしまう。
そして、まだまだ大量にある
紙クズたちを持って帰るためのゴミ袋と
それを運ぶ車の中も、真っ白になるので
下に引くモノなど…
けっこうめんどくさい(´ω`;)
紙クズたちの話はこちら↓↓
工場の中に入ると、すべての窓と扉を開ける。
換気の意味もあるけど
こうしないと、夫の記憶が強烈過ぎて
息ができなくなるから。
泣かないために
同じ敷地内に従兄弟たちの工場もあって
しょっちゅう目の前を通るから
ワザと全開にして、中が見えるようにしておく。
そうしておけば
泣きたくなっても、我慢できるから。
夫のことを思い出して、ぼんやりしていても
誰かが通れば、ハッとして正気に戻るから…ね。
泣くのは、家に帰ってからでいい。
…ここでは泣かない。
胸がどれだけ苦しくても
ここでは泣かないと決めた。
私、超小心者で弱っちいけど
「こうする!」と決めたら、けっこう頑固モンで。
夫を亡くし、ひとりになって
いろいろな人と関わり
義実家との関わりも濃くなっていく中で
もう、人前では泣かないって、決めた。
人前では、どんなに苦しくても
意地でも、ニコニコしていようって
…決めたんだ。
誰に何を言われても、ニコニコ笑顔で返す!
泣き顔は、夫以外には見せない!
昔、友達に
「泣き顔、不っ細工やな~」って言われたし(笑)
それでも工場にひとりでいると…
ひとりで黙々と工場片付けていると…
とことん闇の中に入り込んでしまって
どうしようもなくなる。
さみしくて、悲しくて、苦しくて…
絶望感だけが襲ってくる。
苦しくてしょうがない場所だけど
愛しくてしょうがない場所でもあるんだ。
複雑な乙女心だよね(乙女?)
夫の面影いっぱいな工場がつらい話↓↓
窯を買いたい人がいる?
隣の工場(製陶業)にいた従弟が
私を見つけると
「窯を買いたいって人がおるんやけど、どうする?」と。
同じ陶器屋をやっている人で
もう1つ、中古の窯が欲しいと思っていたところ
ウチの話を聞いて
窯を処分するなら譲ってもらえないかと。
こちらとしても
処分するとなるとお金がかかるから
非常にありがたい話。
また日を改めて見に来るということなので
大急ぎで窯周りだけはキレイにしとかないと。
話がまとまるといいなぁ。
窯の引き取り手が決まった話↓↓
感謝と後悔
夫が亡くなってから
ずっと悲しみの底に沈んだままだけど
闇の中にいるから気付けた、ほのかな光もある。
人の何気ない優しさが身に沁みて。。
だけど、今は
人の優しさに触れ
感謝でいっぱいになればなるほど
夫への後悔が増していく。
ちゃんと毎回「行ってらっしゃい」「おかえり」って言えばよかった。
あったかい家庭、作れなくてごめんなさい。
優しさあげられなくて、ごめん。
温もりあげられなくて、ごめん。
良い奥さんじゃなくて、ごめん。
こんなに早く死なせちゃって、ごめん。
ごめんね。
ごめんなさい(・_・、)。。。
…工場に行くとダメだ。。
暗い言葉しか出てこなくなっちゃう。
でもこんな日があってもいいよね(毎日こんな日だけど…)
夫を思って泣ける日は、じゃんじゃん泣いとこう。
ムリして忘れることもないし、今の私はこれで良し。
だって…
私の人生の伴侶で、大親友でもあった
唯一無二の存在を失ったんだから。
悲しいに決まってるやんね。
つらいに決まってるやん。
そりゃ泣くよ。ね。
いっぱい泣いたっていい。
いつか自然と涙が止まるまで…(止まるのか?)
すべての人が、心穏やかに過ごせますように(*˘︶˘*).。.:*♡