従兄弟とお堂へ~初めて行く地元のお堂で…

お堂へ続く道

従兄弟とお堂へ

夫が心の底から、信心していたお堂は

私達の住む場所から、高速で片道350kmのところにある。

 

お堂の話はこちらにも↓↓

 

夫が元気だったころは、ひと月~ふた月に1度は通っていた。

私の場合は、お堂に行くというより

「ドライブに行ける!やったぁ」という気持ちだったけど。。

 

そのお堂には支部がひとつだけある。

お堂の先生が若かりし頃

3・6・8のつく日は、あちらのお堂で

毎月3・4日曜日は、こちらのお堂まで先生が来てくれていた。

 

こちらのお堂は

私の住むところから、車で1時間弱の山の中(一応高原)に建っていて

毎月第3・4日曜日の午前中だけ、お堂が開けられ、人が集まってくる。

 

夫も生前は、毎月きちんと通っていたが

私は1度もここへは行ったことがない。

こちらのお堂は、夫の親戚がたくさん寄ってくるので

近寄りたくなかったんだよね(-ω-;)

 

だから、こちらのお堂へ行くのは今日が初めて。

昨日、窯の話を持ってきてくれた、従弟に相談し

今日連れていってもらった。

 

昨日の話↓↓

 

相談とは

夫が大切にしてきたお堂関連の書類や本など

どうすればいいかというもの。

夫の手書きの物などは残しておきたいけれど

他のお堂の物は、私にはちょっと重い(怖い)ので。

ちなみに夫の棺の中に入れたお堂の経本は、私も一式持っている。

すると、従弟は

「お堂に置いとくか、返せばええんちゃう?」ということで

意を決して初お堂へ。

 

お堂へ行くと、初めましてのおばちゃんたちから

「夫ちゃんの奥さん?こんな可愛い奥さんやったん?」

「夫ちゃんからイメージできへんな」

「夫ちゃんに似合わん可愛い子やん」と

お世辞でもちょっと嬉しいお言葉をいただいたv(。・ω・。)♪

夫はここでも散々な言われよう…笑

 

でもね、夫が生きているときに

夫の横で言われたかったな(・_・、)。。。

お堂で知った新たな真実

ここからは、ちょっとわかりにくい話。

ここのお堂は

もともと霊感の強い先生が

その人に憑いている仏さんの言葉や霊視、神さんからの言葉を聞いて

人助け=迷える仏さん供養をする場所だった。

 

その先生から、お堂のことで役目を与えられる人は

生きる力の弱い人、何か問題を抱えている人(霊障)だというのは

お堂に関わる人なら皆、知っていること(修行だね)で。

夫もそのひとりだった。

 

夫も、毎月3・4日曜日は

お堂の掃除や開閉のために、何十年と通い続け

もう当たり前の日課になっていた。

誰かが、たまにサボると

「役目が与えられとる意味をわかっとらん!」と怒っていたくせに。

「夫君は3年前くらいから、何にもせんようになった。自分の役目を俺らに押し付けるようになって、命令までするようになったわ」と言われて。。

 

あの夫が?

お堂のこと第一主義の夫が?

何があろうと、お堂だけは行こうとしてたのに

…なんで?

 

皆、口をそろえて

「3年前くらいから夫ちゃん雰囲気変わったわ」

「態度が悪くなった」

「感じ悪くなった」って。

 

その頃ってまだ、体は大丈夫だったよね。

もしかして、もうしんどかったのかな。。

今となっては、わからないけれど。。

夢の中の忠告…

いつだったか、夢の中で先生が言っていた

「お堂の決め事には理由がある。積み重ねられたものを疑うな。ゆれるな」って

このことかって思った。

先生、教えてくれてたんじゃないのかな。

一応夫は、先生の出来の悪い愛弟子だったから。

 

夢を見たときは「なんのこっちゃ?」だったけど

それでも夫にはすぐに伝えた。

それなのに、何でヤツは気付かない?

決めごとサボってた夫には、まんまの言葉やん。

いつも自分でも言ってた言葉やん。

 

なんで?

何でずっと大切にしてきたこと、やらなくなったの?

何か考えがあったの?

もう頭おかしくなってたの?

あのとき、気が付いて、ちゃんと反省して

しっかり役目、果たしていたら…

今も、もしかして生きていたかもしれないのに…

 

…なんて

戯言だとわかっていても考えちゃうよ。

こういうときだけ、都合よく

お堂のこと信じようとする私も最低だけど。。

今さら言われても…

でもね…

「俺らも気になっとったんや。あいつ、あれではあかんぞって。そしたらそれから悪なってって」

…って

何で今、言うの?

死んじゃってから言われても、どうしようもできない。。

何で気付いたときに、言ってくれないの?

 

何でこの人たちは(従兄弟)

いつも答え合わせしてからしか言わないの?

間違っててもいいから、気付いたときに

夫に注意なり、助言なりしてほしかったよ。。

全く知らなかった私は

死なれてから、それを聞かされて…

どうすればいいの?

何も知らずに、2回も遠くのお堂に行き

すがって、足掻いて、必死だったのに。。

 

夫のことが、どんどん分からなくなる。

悲しいのに、腹立たしくて

愛しいのに、憎々しくて

もうとっくに死んでるのに

うっすら殺意すら湧いてくる日があるよ。

 

夫が死んでから、聞かされる事実は

私の知らないことばかり。

もう許容オーバー。

もう何も聞きたくない。

知りたくない。

 

今日は深い谷底に投げ込まれた気分。

帰ってからも

どうしても、何もやる気が出なくて

今日は谷底でうずくまっていてもいい日にした。

何もしなくてもいい日。

暗闇にいてもいい日。

どっぷり闇に浸かっちゃおう、今日は。

 

どうかすべての人に、幸せな日々が訪れますように。。

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