亡き夫との記憶を確かめるように…ゆっくりと歩いてみた

滝へと続く遊歩道

亡き夫との記憶

今日は、何となく

買い物ついでに、滝のある公園へ行ってきた。

 

夫が体調不良を感じ始めてから

時々、2人で歩きに行っていた場所。

夫が亡くなってから、初めて行った。

 

駐車場から、ゆるりとした坂道を

ゆっくり歩いて行くと

地元では結構、有名な滝がある。

 

滝のすぐ近くまで

きれいに整えられた遊歩道があって

ベンチやトイレもほどよい距離にあるから

ウォーキングや散策に人気のスポットだ。

 

特に、紅葉や桜の季節は本当にきれいで…

 

夫の体調がかなり悪くなっていた頃も

せっせと歩きに行っていた。

各ベンチに座りながらゆっくりと。

様子を見ながら…

それでも、いつも

どれだけ時間が、かかっても

ゴールの滝を見て、安堵して…

「あぁ、今日もここまで歩けた」って。

 

そんなことを思い出しながら

ゆっくり、ゆっくり

亡き夫との記憶を確かめるように

歩いてきた。

月日が経っても…

夫が亡くなった直後は

夫との思い出がある場所には近づけなかった。

それを思えば

それだけ月日が経ったってことなのかな。。

 

それでもやっぱり寂しくて

胸が苦しくて

油断すると涙があふれそうで。。

 

ほんのり冷たい空気が人恋しくて

周りの雰囲気

きれいな空

夕方の景色

白い月

何を見ても、水辺の冷やかな風も

全部、全部

寂しくて、ひとりぼっちで、つらい。

今も

隣に夫がいないことに、慣れなくて

それが、どうしようもなく悲しくて。

ねぇ、どうしたらいい?

夫ちゃん。

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