代理受診のため夫の代わりに大学病院へ行く

雪景色

昨夜からの雪が積もって、今朝はすっかり雪景色だ。

病院までの道中も、まだチラチラ雪が降っていた。

まるで私の気持ちを表してくれてるかのような

…見事な鉛色の空だ(-ω-;)

夫の代わりに代理受診…

今日は義母と義弟が来てくれる。

私と義弟が大学病院へ行っている間、義母に夫のことを頼んだ。

夫の介助はムリだけど

話し相手にはなるだろうということで。。

 

今日は午後から代理受診のため、私と義弟で大学病院まで行く。

 

担当医が用意してくれた

紹介状と診察情報や検査結果、画像やフィルムなどを持って

体力が無く動けない夫の代わりに、診てもらう。

 

長年引きこもっていた私には、長時間義弟と2人でいることも

人の多い大きな病院に行くことも、すごく不安で怖いこと。。

体は震えっぱなしだし、恥ずかしいくらい手が震える。。

 

でも外の世界のことを、ひとつひとつしっかり見て覚えていかないと。

もし夫が、これから寝たきりになったら、私が全てやらないといけないんだから。

寝たきりでもいいから、生きてて欲しいから。

頑張ろう٩(๑`^´๑)۶

代理受診の結果

義弟と2人で先生の説明を聞いた。

 

結果は

今の状態ではどうすることもできない。

残された時間は、緩和ケアで苦痛を減らした方がいい。

今の病院で緩和ケアを受けてもいいが

緩和ケア専門の病院だと家族も同じ部屋で寝泊まりできるので

最後の時を過ごすにはよろしいかと。

…というようなことを言われた。

 

そんなに何度も

「最後のときを…」「残された時を…」「最後は…」って

言わないでほしい。。

まだ私ら夫婦は、希望を捨ててないんだから。

 

 

でも…キツイな(・_・、)。。。

「治療はしません」「できません」と

言われたってことだよね…これ。

あとは、本当に奇跡が起こるのを待つだけかぁ。

帰り道…号泣

義弟が運転する車の中から、さっきまでいた大きな病院を何となく眺めていると

義母から電話がかかってきた。

夫が「遅い。遅い」とイラついているから「早く帰ってこい」と。

「大きな病院は数分診てもらうだけでも、1日仕事になるからね。しょうがないよね。お義母さん疲れてたね」

と、笑って義弟と話してたんだけど

…ダメだった。

 

頑張ってたんだけど、もう我慢できなくなって…

号泣。

もうしゃくりあげちゃうほどの大号泣。。

全然止まらなくて、夫がいる病院に着いちゃうのに泣き止めない。。

早く帰らないといけないんだけど、少し寄り道して落ちついてから帰ろうと。

 

ちょっと落ち着いてきて、ふと、気付いたこと。

周りの車からこの状況見たら、義弟が女泣かせてる図だよね…

そう言ってみたら

「そうやんか。信号待ちで止まるたびメッチャ見られとったで」って。

…うん。

今まで我慢してた分も、まとめて泣いたから、大丈夫。

夫のもとに帰ろう。

戻ってから

病院に戻ると「もう疲れたで帰るわ」と義母。

そして「あんた、毎日あの子の世話しとんのすごいな」って。

頻繁に看護師を呼んで、寝返りやらトイレやらしてもらっとったけど

「普段は奥様がやられてますよ」って聞いてびっくりしたわ…と。

「あんたの帰りが遅いでイライラと遅い遅いって、私もう腹立ってきたわ」って…笑

 

「今日はありがとうございました」と2人を見送って

夫の所に戻ると、今日のことを包み隠さず夫に話した。

結果は分かっているから。

緩和ケア専門の病院は拒否。

夫はやっぱりあきらめず、お堂の神さん信じて、今まで通りやっていくと。

 

お堂の神さんの話↓↓

 

私は正直、絶望と希望が半々だけど…

夫が少しでも、1日でも長く生きてくれるように

寝たきりでもいいから、長く生きてくれるように

私にできることは、すべてやっていこうと思う。

(๑•̀o•́๑)۶ ファイト~!

神様、こんな時だけズルイけれど

夫のこと、よろしくお願いします(。>人<。)

 

過去の記憶

私は40年前、今日行った大学病院で弟を亡くしている。

ここの病院へ行くと聞いてから覚悟はしていたけれど

病院へ入ったとたん、フラッシュバックしてしまった。

40年も前なのに、病院の中は変わっておらず、子供の頃のままの古い建物で。。

当時のこと、夫のこと、どちらも重なって

私の眼には、病院の中すべてがモノトーンの世界だった。

イヤな記憶って忘れているようで

何かの拍子に、鮮明に出てくるものなんだなぁ(´•̥ ω •̥` )

 

子供の頃の話↓↓

 

どうか安心して穏やかに過ごせますように(。>ㅅ<。)♡*。

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