思い出の場所が辛い
夫がいなくなってから23日が過ぎた。
だけど、私は
夫と買い物に行っていたスーパーや
いつも夫の助手席で見ていた道など
夫との日常の中の思い出の場所には
未だに行けないでいる。
ひとりになってからの買い物は
義実家の近くの、馴染みのないスーパーに行く。
たぶん、怖いんだろうなぁ。
夫がいなくなった現実を、突きつけられるのが。
ちゃんと現実として
受け止めているつもりだけれど…
どこかまだ、ぼんやりしてるというか
逃げているのかもしれない。
いつも夫が運転していた道を、自分が運転して行くこと。
夫がいたのなら、どうってことのない行為。
夫を助手席に乗せて
わあわあ言いながらも(運転が不慣れだから)きっと楽しいだろう。
だけど夫はいない( ´・ω)
もう夫の運転する横には乗れないんだ。
運転するのが好きで、運転するのが上手くて
安心して乗っていられた夫の助手席には
…もう二度と
乗ることはできないんだね(・_・、)。。。
これからは、ずっとひとり。
これからは、どこへ行くにも自分で運転して行かなきゃ。。
ひとりで、どこへでも行けるようにならなくちゃ(どこへでもはムリか…)。
せっかく夫が、私のために
用意してくれた車があるんだから(お金は私が払うことになったけどね…泣)。
車の運転の話↓↓
思い出の場所へ行ってみた
…ということで、意を決して
ひとりになってから初めて
夫といつも行っていた遠くのスーパーまで
母を助手席に乗せて、買い物ドライブに行ってきた。
何カ月かぶりに見る景色。
こんなに良い景色なのに
こんなに良い天気なのに
…たまらない。
どこを走っていても
…ずっと胸が苦しいよ。
スーパーに着いたら着いたで、自然と無意識に…
夫がいつも停めていた場所に車を停めてしまって…
それに気が付いて
胸が締めつけられた。
横に乗っていた母が
「ムリせんでも違うとこ、行けばええやん」と。
それにムキになって
やりきれない思いまで、まとめて母にぶつけてしまい
…自己嫌悪(>_<;)
こんな私に付き合ってくれるのは
母しかいないのに…
もっていき場のない感情を
母にぶつけて、八つ当たりしてしまう自分が
…ホント情けなくて。。
本当は感謝してるんだ。
ごめん。
車の中で、気持ちを落ち着けてから
いざスーパーの中へ。
一瞬で、全ての記憶がよみがえる。
いつも夫が座っていたベンチ。
いっつも買ってた食材。
買い物のあと、いつも寄っていたフードコート。
店員さんも皆、見覚えのある人たち。
何も変わっていない。
変わっていないことが、たまらなく苦しい。
夫はもういないんだと、突きつけられた気がした。
辛い気持ちと進みたい気持ちと…
…行かなきゃよかった。
まだ早すぎたんだ。。
思い出したくなかった。
自分で運転して行くなんてイヤだよ。
ただ悲しいだけ。。
もうお前はひとりなんだって痛感する。
自立して平気に…なんてムリだよ。
甘えたい。
たよりたい。
泣きごと言いたい。
。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!
でも…
夫との思い出の場所に
普通に行けるようになりたいとも思っている。
夫と行った場所は、記憶は
私の大切な財産だから。
ひとりでも行けるようになりたい。
夫と過ごした日常を、忘れたくないから。
夫の存在を、夫の面影を
いつも感じていたいから。
思い出いっぱいの場所にも行きたいと
行けたら良いなって思う気持ちも
ホントなんだ。
今はまだ苦しくても、2度、3度と繰り返せば
何も思わず行けるようになるのかな。
ひとつひとつ夫のいない日常を重ねていけば
何も思わずに過ごせるようになるのかな。
いつか、夫との思い出の場所も
なんとも思わずに行ける日がくるのかな。
そんな日はやってくるのでしょうか。。
すべての人の心が、軽やかに、穏やかに過ごせますように(*˘︶˘*).。.:*♡