死んだ夫の気持ちは…
普段の休みの日も
家に閉じこもって、やり過ごしているのに
周りが楽しそうにしている時期は
尚更つらくて…
周りが楽しそうな
幸せそうな雰囲気に包まれると
私は逆にどんどん落ち込んで
マイナスなことばかり考えてしまう。
昨夜から
どうしても頭から離れない、夫のこと。
夫は今、どんな気持ちでいるんだろう。
夫は何を思っているんだろう。
1人残された、私の気持ちは
苦しくて、辛くて、悲しくて、淋しくて
たまらない。。
じゃあ、夫は？
死んでいく夫の気持ちは、どうだったんだろう。
…死んだ夫の気持ちは？
夫は病気になっても、弱っていっても
死ぬつもりは微塵もなかった。
ずっと奇跡が起こるもんだと
お堂の神さんを信じ続けて。
信じたかっただけかもしれないけれど…
それでも
自分がこの先、生きていくための準備は
着々としていたから
まだまだ生きていくつもりだったんだよね。
新しいろくろを買って
仲間の陶芸作家たちと窯を作って
これから個展を開く準備万端だったのに。
もっと年を重ねたら、弟子でもとって
若手を育てていきたいって言ってたのに。
元気になったら
お堂へお礼に行こうって言っていたのに。
来年の結婚記念日に
信州へ旅行に行こうって言っていたのに。
2人で、もっと
美味しいもの食べて、美味しいお酒飲んで
アチコチ旅行して、ドライブして。
やりたいこともいっぱいあっただろう。
秘かな楽しみもあっただろう。
私の知らない夢もあったかもしれない。
無念…だよね。
悔しいよね。
残念だよね。
まさか、自分が
こんなに早く、死んじゃうなんて
夢にも思わなかったよね。
時間は有限というけれど
夫の時間は終わってしまった。
何もかも、中途半端なまま
全てを失くしてしまって。
それを思うと、私の悲しみなんて…
夫の悲しみに比べたら(･_･、)。。。
残された私はつらい。
だけど死んだ夫の気持ちは、きっと
もっと…もっと…もっと…つらいよね。
つらかったよね。。
あの世の世界では…
願わくば…
この世の死と同時に
すべての苦痛から解き放たれて
幸せな、あたたかい感情だけが
残されていますように。。
辛い記憶や、無念や、悔いなど
夫を苦しめる、全ての記憶が消え
幸せだったなって記憶だけが残ればいい。
辛いだけなら、私のことも
忘れちゃっていいよ｡ﾟ(ﾟ*′ω⊂ ｸﾞｽ
あの世で、生前、縁のなかった
キレイな女性たちに囲まれて
美味しいお酒を飲んで
楽しくやってくれてればいいなって思う。
どうか、夫のいる世界は
心穏やかに過ごせる
優しい世界でありますように。。